[第一回]
初代家康から、三代家光の時代まで

天下人・家康が願った
風水都市の理想こそ
江戸の町づくりの原点でした。
1590年、太閤秀吉の命で徳川家康が江戸に入府したとき、
そこにあったのは、葦が生い茂った寒村の風景でした。
天下太平を願い、平安京にならった四神相応の都を夢見た家康は、
城の整備もそこそこに、武都にふさわしい町の基盤整備に着手。
城づくりより町づくりを優先したことが、
後々、世界に誇る百万都市「江戸」の礎を築くこになったのです。